FC2ブログ
極楽地獄
遊戯王GX(ほぼ万丈目)中心にアニメ・ゲーム等について、私が感じたことをなんとなく語っています。 女性向け(同性愛)発言が多々ありますので、そういったものが苦手・また興味の無い方はご遠慮ください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
クリスマス・イブなので・・・
やっぱり十万ですよ!久しぶりの文章です。
続きからどうぞー
 
 
 
 
 
 



静かだ。
 
「・・・」
 
賑やかだったクリスマスパーティも終わり、もう、皆がそれぞれの部屋に帰っていった後の自室。
 
「あぁ、疲れたな・・・」
 
二人きりの部屋だ。いつも通り、俺たち二人だけの。
 
「つかれた・・・」
 
思わず、同じ言葉を反芻する。
本当に「疲れた」わけじゃない。
なんだか、急にぽっかりと広い空間に投げ出されたから、少し不安になって・・・ただ彼の発した言葉を、自分の中に留めておきたかっただけ。
 
「珍しいな、お前がそんな事を言うなんて」
 
黒曜石のような艶を帯びた瞳が、じっと見つめてくる。
行くあてを見失ってふらついている俺の視線を、彼が受け止めてくれる。
いつも、そうなんだ。
いつも万丈目は万丈目の全部で俺を受け止めてくれるから・・・今もまだ、「俺」がココに留まれるんだ。
 
「ちがう」
 
俺は、無性に、たまらなくなって・・・
 
「え・・・?」
 
右手を伸ばした。
 
「そうじゃない・・・」
 
本当は、そんなよくわからない理屈?とか、もうとっくにどうでも良くて。
 
「っ・・・い、たいぞ、十代」
 
骨ばった細すぎる手首をしっかりと捕まえると、ほんの少しだけ、安心できるような気がした。
 
「おれ・・・」
 
ただ俺がココにいて、同じ場所に万丈目がいて、それぞれ好きなことをやりながら、一緒に変わったり、変わらなかったり・・・そうやって生きていければもうそれが・・・
 
「・・・疲れているのか」
 
真っ白なソコが紅みを帯びてきた頃、左手に温い指が這わされて、問いかけにも呟きにも、どちらにもとれるような調子の声が耳を刺した。
 
「うん・・・わかんねぇ、けど」
 
自分でも何が言いたいのか、何を思っているのか、彼に何を伝えたいのか・・・何もわからなかった。
黙って俺の言葉を聞いている彼を強く捕まえて、甘えるように体ごとすり寄った。
こうすると、万丈目は逃げない。
あからさまに困惑した顔をして、だけど必ず俺の傍から離れないでいてくれるから・・・
 
「なぁ万丈目・・・今日はいっしょに寝よ?」
 
もうとっくに、放す事ができなくなっているんだ。その手も、その心も。
 
なんだか色んなモノ全部、どうでもいいような・・・だけど一方では何一つ失いたくないような、いつでもそんな想い達はゆらゆらと俺の中を満たしている。
自分の不確定な内なんか全然理解できない中、はっきりとしている事。
それは「俺が確実に失くしたくないのが彼なんだ」という事。
 
それで・・・それだけで俺は
 
「フン。今日に限った事でもないだろうが」
 
あぁ・・・・・・十分なんだ。
 
まるで気の無さそうに頬を染めながらそっぽを向く目の前の人を見ていると、なんだか・・・
 
 
「万丈目、それ、すげー可愛い・・・」
 
「なっ、何がだ!っ~~~この馬鹿!」
 
 
 
とても・・・心が震える。
 
 
 
 
 
 
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。